チュードル・レンジャー

レンジャーにはレンジャーTとレンジャーUが存在する。レンジャーTは、ロレックスの「エクスプローラーT」に非常によく似ている。しかも、このモデルは生産が中止されたため圧倒的に数が少なく、エクスプローラー人気とも相まって、かなりの高値になっている。

一方、レンジャーUは、「エクスプローラーU」とはまったく似ていない。エクスプローラーUが24時間針を搭載したのに対し、レンジャーUには日付け表示が付いているだけ。どちらかというと、レンジャーTのモデルチェンジというイメージが強い。

チュードル・
レンジャーT

黒文字盤に12、3、6、9のアラビア数字のデザインは、エクスプローラーTに非常によく似ている。

ロレックス・
エクスプローラーT

特殊機能ウォッチとして1950年代に誕生した冒険者のための時計。ロレックスで人気No.1のモデル。

チュードル・
レンジャーU

特徴はケースと一体化したギザギザのベゼル。Tと同じく生産期間が限られているためレア度は満点だ。

ロレックス・
エクスプローラーU

エクスプローラーTから進化し、昼夜の区別が分かる赤い24時間針を備えた点が特徴。レアなモデル。


 

チュードル・レンジャーの系譜

1950年代 Ref.7995
レンジャーTの初代モデル。エクスプローラーTとのデザイン上の大きな違いは、12時位置のアラビック・インデックスと、3本の針の形状。
1960年代 - - - - Ref.7965
リューズの形状が若干変わったが、基本的には1950年代製と変更なし。
Ref.7966
エクスプローラーTにはないサイクロップレンズ付きデイト表示を装備。風防ガラスはいくらかフラットに。
1970年代 Ref.7966/0
ロゴマークが盾になったことが大きな変化。
Ref.9111
針の形状やインデックスの書体が大きく変化。ベゼルはフルーテッド型。ブレスはケース一体型の盾バックルに変更。
Ref.9111/0
レンジャーUのバリエ。バー・インデックスになり、サークルラインに夜光ポイントが付く。針もシンプルなバトン型となった。ベゼルはフルーテッド型。ブレスはケース一体型の盾バックル。