機械式腕時計って?

まずは、腕時計の種類から。
大まかに分けると、「スポーツタイプ」と「ドレスタイプ」の2つになります。
さらに「スポーツタイプ」には、「クロノグラフ」、「ダイバーズ」、「GMT」があります。

では本題に。
腕時計のしくみによって、「機械式」と「クォーツ式」に分類されます。
それでは、それぞれについて詳しく紹介したいと思います。

機械式 機械式腕時計は、歯車やバネなどを使って動く腕時計です。ゼンマイの巻き方によって、さらに「手巻き」と「自動巻き」に分けられます。
動力はゼンマイですので、機械さえ壊れなければ半永久的に動きます。定期的なメンテナンスをきちんとしていれば、世代を超えて使用することも可能。
細かい部品の材質にこだわっているうえ、堅牢で密閉性も高く、ホコリなどもしっかりガードしてくれるため、長持ちするのです。
反面、機械式腕時計は職人の手によって作られるため、しくみが複雑になればなるほどコストがかかり、とても高価な腕時計になります。
クォーツ式 クォーツ式腕時計は、電池をエネルギー源として動く腕時計です。精度は「IC」と呼ばれる回路によって計算されているので、非常に狂いにくい腕時計といえます。
大量生産に向いているため、複雑な機能を満載した腕時計でも、比較的安価につくることができます。
デメリットとしては、電池が切れてしまえばまったく役に立たなくなる点が挙げられます。
しかし最近では、充電するシステムや太陽電池を搭載したモデルもあり、弱点も克服されようとしています。


さらに、機械式腕時計の2つの系統を掘り下げてみましょう。

手巻き 自動巻き
リューズを使って人がゼンマイを巻きあげるしくみ。自動巻きに比べるとシンプルなしくみのため、歯車にかかる負担が比較的軽く、機構の持ちが若干良いようです。
ゼンマイをいっぱいに巻いた状態から、20時間〜40時間は動き続けます。
「ローター」と呼ばれる半月形のフタ状のものをケースに内蔵していて、腕時計を腕に付けたとき、そのローターが腕の振りの勢いなどで回り、ゼンマイを巻きあげるしくみです。
普段、腕時計を付けていれば、まず止まることはありません。


以上のことから、腕時計に正確さを求めるのならば、クォーツ式腕時計の方が良いです。
しかし、それほど正確な腕時計が必要でしょうか?
こんなに忙しない世の中だからこそ、腕時計からはゆとりを感じたいと思うこの頃です。
自分の息子や娘に渡せる腕時計というのも、魅力的では?
でも、最終的には個人の好みに依るんですけどね。

機械式腕時計に関して、よくある質問をこちらにまとめました。参考にしてください。