よくある質問

購入編

Q1.信用できるお店の探し方は?

A1.人気モデルの在庫数が多い。ディスプレイがきれい。買い取り価格が高めに設定されている。レアモデルが多すぎるショップは注意。お店独自の保証があるかどうか。飛び抜けて安い価格がついていたら注意。

 

Q2.お店で値切っても良い?

A2.極端な価格の値切りやしつこく粘るのはNG。値切ってもらえたらラッキーと思う程度にする。

 

Q3.ショップでのマナーは?

A3.自分から申し出て試着を1度に2、3個もしない。見せてもらうのは1日に2〜3本。自分の知識をひけらかすことはしない。特定のモデルをけなさない。長居をして店員をひとりじめしない。

 

Q4.通販で購入するときの注意点は?

A4.アンティークを購入する場合、キズの数や文字盤の焼け具合など、手にとって見られないのがデメリット。事前に具体的なコンディションを聞いておくこと。

 

Q5.時計のオークションに参加したいが・・・

A5.代表的なオークションサイト。ウォッチファン楽天フリーマーケットオークションYahoo!オークショントシ・インターナショナル

 

Q6.個人売買での注意点は?

A6.注意したいのは、コンディションの善し悪し。保証もないので避けたほうが無難。

 

Q7.アンティークのチェック点は?

A7.傷の有無。ケースの角が丸くなっていないか。メッキのハゲや変色に注意。機能が正常に動作するか。ボタンを押したとき違和感がないか。ベゼルの視認性。回転ベゼルの場合はスムーズに回るかどうか。リューズはオリジナルパーツでない場合あり。リューズのぐらつき・巻きやすさ。文字盤の焼け具合・リダンの有無・腐食の有無・ヒビの有無。ベルトに汚れやハゲがないか。ブレスの場合は伸び具合やバックルのかみ合わせ。手巻きの場合はリューズの巻き上げがスムーズか。自動巻きの場合は振ったときのローターの回転がスムーズか。

 

Q8.買う時期は何月ごろが良いか?

A8.基本的にはいつ買っても価格は同じ。ただ、年末はセールが多いのでお得かも。為替レートの変動だけで商品価格が決まることはない。

 

Q9.なぜそんなに高価なのか?

A9.優秀な技術者が作り上げたものだから。人気の高いアンティークの場合、非常に品数が少ないことも要因。

 

Q10.正規店で購入するメリットは?

A10.アフターサービスが期待できることが一番のメリット。どんなモデルも定価で購入可能。新作情報もいち早く届く。一方、人気モデルは慢性的な品薄状態になる場合があり、不人気モデルでも値引きがないのがデメリット。

 

Q11.古い時計も使い続けられる?

A11.一本一本コストをかけて作られているので非常に丈夫。定期的にメンテナンスを受け、消耗部品さえ交換していけば、半永久的に使用可能。

 

Q12.ブレスのサイズ合わせは可能か?

A12.精密ドライバーのマイナスがあれば、ブレスの長さを調節することは難しくない。

 

Q13.クロノグラフは壊れやすいと聞くが・・・

A13.壊れやすいかどうかというと、やはり壊れやすいタイプであるといえる。。よく見付かる故障は、ストップウォッチを動かしたときに、針が引っ掛かる(「針つかえ」と言われる)症状。クロノグラフを購入するときは、必ずストップウォッチを十分動かしてみること。

 

Q14.並行店で購入するメリットは?

A14.品揃えが豊富で、正規店で扱っているモデルはもちろん、それ以外にも日本未入荷モデル、アンティーク、レアモデルなども購入可能。ただし、市場の人気に左右されるため価格は変動する。

 

Q15.

A15.

 

日常使用編

Q1.未使用時もネジを巻き上げたほうが良い?

A1.1週間くらいなら問題ない。3ヶ月〜1、2年間使わない場合は、2〜3ヶ月に一回は動かして、油を潤滑させる必要がある。

 

Q2.自動巻きは手巻きしないほうが良い?

A2.手巻きの方がおすすめ。特に使用しようとした時に時計が止まっていた場合、時計を振るよりは手巻きをした方が時計への負担を少なくできる。

 

Q3.クロノグラフは日常的にクロノを作動させるほうが良い?

A3.クロノを連続作動させると、それだけ機械に抵抗がかかり、時計自体の精度に狂いがでてしまう。しかし全く使わないのも良くないので、たまに使うのがおすすめ。一ヶ月に2回、1日中ストップウォッチを動かす程度が良い。

 

Q4.精度はどこまでが許容範囲?

A4.日差は約10〜20秒、月差は約5〜10分が一般的。1日10〜20秒の進み・遅れは問題なし。日差は1週間のズレを計って7日で割って計算する。

 

Q5.時計合わせのとき秒針が止まらないが・・・

A5.アンティークには秒針が止まらない時計が結構多い。これはハック機能が装備されているかどうかの差。

 

Q6.裏ブタシールははがして使用するのか?

A6.将来的に売るなら、付けたままの方が高い値段が付く。

 

Q7.時計が磁気でおかしくなるというのは本当?

A7.時計が磁気の影響を受けて、精度が低下することがある。ただし、ショップに相談すれば、磁気抜きという修理も可能。

 

Q8.ゼンマイの正しい巻き方は?

A8.時計にとってはゼンマイが常に駆動状態にあるのが望ましい。だから1日1回、同じ時間に最後まで巻き上げた方が良い。こうすることで、時計の精度が安定し、ゼンマイも長持ちする。1日に何回も巻くと、ゼンマイの寿命を縮めることになるので注意。2〜3回リューズを回してから、逆戻りさせたときの空回りの音で時計の健康状態が判断できる。音が快適で感触に違和感がなければOK。いつもと違う音の時は注意。

 

Q9.カレンダー合わせ時の注意点は?

A9.カレンダーの早送り機構が付いている場合は、21時30分〜0時30分の日付け変更中に早送りしてしまうと、カレンダー機構を痛めることになる。できれば、時間を6時に合わせた状態でカレンダー合わせを行なうと、負担を最も軽くすることができる。

 

Q10.ダイバーズウォッチの防水性能はどこまで信用できる?

A10.防水性能はパッキンを交換することで、ある程度維持できる。しかし、ケースなどの経年変化により、当時の防水性能に戻らないこともある。アンティークのダイバーズの場合、日常生活での使用にとどめるべき。また、防水ウォッチは熱に弱いので、サウナやお風呂などでの使用は厳禁。

 

Q11.時計の保管場所は?

A11.文字盤の変色の原因になる直射日光の当たる場所、腐食の原因になる湿気の多い場所は必ず避ける。

 

Q12.ストップウォッチを動かすときの注意点は?

A12.スタートして、すぐにストップするような操作は控えること。もともと、カーレースのタイム測定用に装備された機能なので、長時間計ることを前提として作られている。少なくとも、スタートして30秒経過後にストップ操作を行なうこと。

 

Q13.

A13.

 

メンテナンス編

Q1.使っていないモデルでもオーバーホールは必要か?

A1.アンティークなら3年に1度のオーバーホールは不可欠。新品は5年に一度くらいのペースも可。使用頻度が少なくても、その時計を長く使いたいならオーバーホールを。またオーバーホールしたら、2週間に1度はゼンマイを巻き上げることを習慣にすると良い。

 

Q2.壊れた時計をそのままにしておいたらどうなる?

A2.通常の故障の場合は、特に問題なし。しかし、水や湿気が入ったときは、ムーブが錆びてしまうので一刻も早くオーバーホールをする必要がある。ただし、修理は後になればなるほど、パーツの供給が難しくなり、メンテナンスコストが高く付く。早めに修理した方が良い。

 

Q3.普段使っていない時計の長期保存方法は?

A3.一度オーバーホールをしてから、湿気の少ないところに保管する。時計は上向きで絶対にリューズを下向きに置かないこと。

 

Q4.レザーベルトを長くもたすコツは?

A4.基本的にレザーベルトは消耗品。しかし、オイルを塗ってこまめに手入れすることで、ある程度長持ちさせることも可能。

 

Q5.美しい「焼け」の作り方は?

A5.アンティークならではの美しい「焼け」は、大事に保管し年月をかけること。

 

Q6.リダン文字盤はオリジナルより価値が下がる?

A6.海外ではリダンの評価は低い。しかし、痛みのひどいオリジナルよりも、リダンの方が価格が高い場合もある。時計のリフレッシュ方法として、文字盤を交換することをリダイアル、文字盤を交換せずに修復・再生することをリダン/リフィニッシュ、ムーブメント以外の外装部品全てを新品に交換することをオールニューという。

 

Q7.オーバーホールの料金は?

A7.時計修理店PWMでチュードルをオーバーホールする場合。手巻きは1万6100円〜、自動巻きは2万円〜、クロノグラフは3万5000円〜となる。

 

Q8.細かいところに付いた汚れはどうすれば良いか?

A8.ベゼルとケースの隙間やブレスレットのコマの間に溜まっているホコリは、つまようじを使って簡単に取り除くことができる。またステンレススチールなどのブレスレットにひどい汚れが付いた場合には、時計本体から取り外して、中性洗剤と歯ブラシを使って汚れを落とす。

 

Q9.素人でもできる日常のメンテナンスは?

A9.セーム革やティッシュで汗やホコリを取り除く。とくに腕に密着する裏ブタ、ブレス、ベルトは念入りに。

 

Q10.時計を磨くために、適切な布とは?

A10.セーム革が最適。これは、シリコン加工を施した高級なシカ革で、汚れを取って、拭き傷を残さないもの。

 

Q11.故障の前兆は?

A11.ガラスが内側から曇る。ガラスがガタガタする。精度が急に落ちてきた。針がインデックスに合わない。リューズが固く、根元まで巻けない。時計を振ると異音がする。ベゼルがゆるんでいる。

 

Q12.水中でプッシュボタンを押したら故障したのだが・・・

A12.たとえクロノダイバーズでもクロノグラフ機構自体は陸上で使用するためのものであり、水中でプッシュボタンを押すのは厳禁。

 

Q13.ゼンマイをいっぱいに巻いても頻繁に止まるのだが・・・

A13.ケース内への水分の浸入、落下によるムーブの損傷、オイル切れ、強い磁気の影響などが考えられる。できるだけ早く修理に出した方が良い。

 

Q14.リューズが固くなって巻き上げられないのだが・・・

A14.リューズが差し込まれているケース側のパイプのオイル切れならば、シリコングリスの塗布で改善できる。しかし、水の浸入などでパイプやシャフトがサビ付いている可能性もあり、この場合はリューズの交換が必要。

 

Q15.風防にガタツキがあるのだが・・・

A15.原因としては、規格外の風防が付いているか、あるいは取り付けられているはずの風防パッキンがないなどが考えられる。なるべく早く風防の交換をすること。

 

Q16.風防の表面の傷が目立つのだが・・・

A16.よほど深い傷でない限り、プラスチック風防ならバフがけで消すことができる。あるいは専用クロスなどを使って、根気よく磨くと消えることもある。ただし、著しく深い傷である場合や、風防素材がサファイアクリスタルの場合は風防交換となる。

 

Q17.時計を振るとカタカタと音がするのだが・・・

A17.ケース止めのネジが外れているとか、自動巻き式ならローターがケースに触れているなどの原因が考えられる。早めの検査が必要。

 

Q18.回転ベゼルが回らないのだが・・・

A18.ベゼルとケースの隙間に砂やゴミが詰まっていると考えられる。つまようじで汚れを取り除き、ミシン油を注油するとスムーズに回転することがあるが、その油がケース内に入ると文字盤を傷めるので注意が必要。隙間にサビがある場合も考えられ、軽度ならサビ部分の研磨、重度の場合は部品交換となる。また、ベゼル裏の板バネが損傷している場合もあり、このときは部品交換が必要。

 

Q19.ネジ込み式リューズがねじ込めなくなってしまったのだが・・・

A19.明らかな故障。リューズの内側のネジ山か、それと噛み合うケース側のパイプ外周のネジ山の一部が磨耗しているか、ネジ山にサビが発生している可能性がある。部品交換を含めた修理が必要。

 

Q20.

A20.

 

常識&知識編

Q1.クロノメーターとノンクロノメーターの違いは?

A1.クロノメーターとは、スイス公式クロノメーター協会による厳しい時計精度検定をパスした時計のこと。しかし、ノンクロノメーターだからといって、精度が劣るわけではない。

 

Q2.お店で恥をかかない程度の基本用語とは?

A2.インダイアル(クロノグラフなどで文字盤中に記された12時間積算計、30分積算計などのこと)。オーバーホール(時計の分解修理・洗浄・注油・時間調整を行なうこと)。キャリバー(機械の径式番号)。クロノグラフ(ストップウォッチ機能の付いた時計)。コンビモデル(2つの異なる金属が1つのケースに混在してるモデル)。GMT(24時間で一周する24時間針と、回転ベゼルの24時間表記により任意の2〜3ヶ国の時刻を同時に知ることができる機能の付いた時計)。ゼンマイ(機械式時計の動力源)。リダン(文字盤を再生させること)。リューズ(ゼンマイの巻き上げ、時刻合わせ、カレンダー合わせなどを行なう操作ボタン)。

 

Q3.売る時期は、いつ頃が良いか?

A3.年に2回のボーナス時期に、買い取り価格がピークになる。

 

Q4.少しでも高く売るためには?

A4.少なくとも5店舗以上で競争させる。他店の査定価格を正直に申告することも重要。現行の中古モデルの場合、外箱や保証書の有無は査定額に影響なく、コンディションが最も重要である。

 

Q5.

A5.